事業企画部門のための情報収拾のポイント

事業企画部門とはどんな仕事をするの?

そこそこ長年所属したことがない限り、詳しく説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。

意外と知られていないが、実は、会社では「事業の頭脳」として花形の部門として扱われることが多いのです。

そこはまさに、会社が行なっている事業を企画する部門でもあり、頭を使って事業を統括し舵取りをする部門なんです。

会社の中でもごく限られたエリートが配置されることが多いのです。

もし、そこに運良く(運悪く?)配属になった場合は、

1.事業における様々な問題を洗い出し

2.仮説検証を繰り返し

3.問題解決を見出す

というプロセスを日々繰り返すことになります。

この記事では、事業企画や事業を分析する部門の新人向けに、

まず必要となる効果的な情報収拾の方法を説明します。

どういう課題(イシュー)に絞るか

時間は限られています。

研究者だとすると1つのことを徹底的に深掘り下げて時間を投下することができます。

でもビジネスマンはじっくり時間をかけていると生産性が低くなり非効率になります。

何でもかんでも手をつけずに、まずは重要度の高いイシューに絞ることが基本です。

例えば、気になる問題が100あったとしても、今本当に答えを出すべき問題は2、3しかないということはよくあります。

さらにその中で、今の段階で答えを出す手段がある問題はさらにその半分以下になります。

つまり、イシューとして取り組むべき課題は、自分たちが認識している問題の中の1%ほどしかない。

答えを出す手段がないものは手をつけません。時間の無駄になるので。

これをまずしっかり認識しておきましょう。

見えている問題の中で、手をつけるべきものはごく一部です。

仮説を立てるための情報収拾

まず、解決すべき課題が明確に決まれば、仮説検証を行なっていきます。

その際にはしっかり情報収拾をする必要が出てきますが、下記の3つを意識すると情報収拾がしやすいのでオススメです。

一次情報に触れる

まず、基本として「一次情報に触れる」というのを意識しましょう。

一次情報とは「=誰のフィルターも通っていない情報」です。

事業企画部門では、ほぼ本社に勤務していることが多いと思います。

簡単に言えば、現場に行き生の情報を仕入れましょう、という意味です。

販売業・接客業であれば、販売の現場に赴く

物販であれば、商品が使われている現場に行く

研究室に行き研究者に話を聞く

全国に展開している企業であれば、対象の地域に出向き、違いや現象を見て理解する

数字を分析する時には、加工されていない生のデータを見てパターンや特徴を理解する

などです。

簡単なように聞こえますが、

実は頭の良い優秀な人ほど、生の情報を取りに行かずに

効率良いネットや本などの二次情報で情報を手早く得るたがる傾向が強いです。

頭でっかちというやつですね。。

それは仮説検証を進めるにあたり、命取りになります。

二次情報はバイアスがかかった情報だったりするので、判断を見誤るリスクが出てきます。

新人であれば勉強という理由で現場に行かせてもらいやすいので、

「現場で何が起こっているかは現場に行き肌で感じないと理解できないことは多い」

というマインドで、極力一次情報に触れるようにしましょう。

また、本社にいて生の情報が取れる「コールドコール」なる裏技もありますが、

これは後々紹介します。

基本情報を頭に入れる

これは絶対に必要ですね。

例えば、ちょっと大切な人と過ごすために知らないレストランを予約する時は、あらかじめネットで情報を調べますよね。

評価はどうなのか

同じジャンルで良い店はないのか

雰囲気はどうなのか

何が名物なのか

会社の事業環境を検討する場合も同じです。

下の7項目をあらかじめ調べておけば大きな間違いはありません。

同業の競合関係

新規参入者

商品の代替品

顧客、買い手

仕入先、供給者

技術

法律・規制

これは、マイケルポーター提唱の「ファイブフォース」に少しアレンジを加えたものになります。

無駄な情報を省く

情報を集めるばかりではなく、無駄な情報を省くことも重要です。

情報の集めすぎに注意しましょう。

情報をある一定量より集めすぎると、思考停止します。。

また、何が何やら整理できなくなり軸がぶれることも多々あります。

はじめのうちは質の高い情報を適量集めるトレーニングが必要ですね。

私の場合は、必要最小限の情報を集めて、足りなければ足していく方法にしています。

知りすぎたバカにならない

また、知り過ぎもいけません。

新人のうちは見るもの全てが新しく新鮮なのでまず大丈夫ですが、

ある程度熟練してくると、若い時のような強烈な閃きがなくなるようなものです。

以上の3つあたりが事業企画をする上での情報収拾で心がけておくと良いことです。

どうしても課題や仮説が特定できない時のアプローチ

また、上記の通りに情報を集めてはいるが、どうしても仮説にたどり着けない時にオススメのアプローチを5つあげてみます。

変数を削る

無駄を省く、というのと似ていますが、物事の本質に近い事象のみ残して、イレギュラーや王道でないものを全て省いて考える、という習慣です。

関連する要素を数十個だったのを数個にまで絞るまでやると、頭がかなりスッキリします。

見える化する

図や表に表す、絵を描くなど、視覚情報にして見える化すると、すっとイメージが頭に入る方は多いです。

テキストの文字情報だけの時よりも理解度が上がるでしょう。

最終形からたどる

けっきょく「最後に何が欲しいのか」というゴールからたどると、驚くほど考えが整理できます。

一歩一歩のマイルストーンがひらめくことが多々あるかと思います。

だから何?を繰り返す

なぜ?、なぜ?を5回繰り返すというそこそこ有名な仮説を磨く方法ですが、脳をフルで使うので、結構しんどいです。。

ただ、この習慣を身につけておくとビジネス的な思考はかなり強くなります。

極端な事例から考える

例えば、ミクロの視点で目の前の改善ポイントを考えていて煮詰まった時に、マクロの視点に切り替えたり、

会社の細かな施策を考えていた時にどうしようもなくなり、市場やシェアが10倍になった時を仮定して考えてみたり、

といった方法です。

思考がリフレッシュして気に入っている方法です。

いかがでしたでしょうか?

多少難しい内容かもしれませんが、これから事業を分析し考えるにあたり必ず役に立つ考えですので、ぜひ参考にしてみてください。




ABOUTこの記事をかいた人

ビジネスモデルの研究がライフワーク。 🇯🇵東京拠点にマネジメント主体の仕事を多々▶︎経営企画 | 事業企画 | 新規事業 | 事業統括⭕️スタートアップが楽しすぎて仕事とプライベートの区別がついてません🌟 事業立ち上げ●既存事業の整備&収益化●マネージャー層の採用&育成●システム&制度設計●財務等▶️徳島出身 #スタートアップ #マネジメント